無料の古紙回収でリサイクルできないものとは

無料の古紙回収でリサイクルできないものとは

日本はおろか、世界を上げて古紙回収を進めているのは、環境を守るためです。特に古紙回収を無料で行うことによって非常に高い回収率を誇っている日本は、さらに回収率を上げていこうと自治体をはじめとする団体が懸命にリサイクルを呼びかけています。できる限り古紙回収が増えるような計らいとして、すぐに満杯になってしまう回収ボックスは回数を増やして業者が引き取りに来るようにしているようです。時期的な問題や地域に大きなマンションなどができると、回収ボックスの容量で間に合わないのは当然のことです。

自治体のこのような無料の古紙回収率アップ作戦は素晴らしいと思うのですが、その一方で問題も起きています。それは、無料の古紙回収だからといって分別が適当だったり、回収できないものまで出されていたりするという現実です。古紙回収においてダンボールはダンボールだけ、新聞紙は新聞紙だけで梱包するのが一般的。もしくは、梱包しなくても、回収ボックスに書かれたものしか入れることはできません。よく見かけるのが、新聞紙とチラシを一緒にしてしまっているパターン。もしくは、小さめのダンボールをチラシと一緒にしているのも見かけます。

実は、無料で古紙回収を行っていても、出してはいけない古紙も存在します。レシートや感熱紙は古紙として出すことはできません。最近はコピーをするときに感熱紙の利用は少なくなっていますが、それでも現在でも使われている事務用品のひとつです。またレシートは小さいものなのであまり古紙に入れようとしないかもしれませんが、こちらもリサイクルできないようになっています。また、郵便類ではダイレクトメールなどを住所の部分を切り取って古紙に出す人もいることでしょう。そのなかで注目したいのは、圧着ハガキと一部がビニール素材になっている封筒です。これらはリサイクルできません。封筒の場合は、ビニール部分がないものであればリサイクルできます。写真の類もリサイクルできない紙製品です。このように何がリサイクルできないものなのかについて取り上げられることはあまりなく、気になって調べたら紹介してある程度です。

リサイクルは正しく行うことで、回収業者が自社で分別する際に作業効率を上げることにつながります。分別がしっかり行われていないとリサイクルは上手く行きませんし、商品化においてもクオリティが下がってしまいます。質の良い製品を作るためにも正しいリサイクルを行いましょう。

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